2011年9月24日土曜日

『地獄少女』1巻を読んだ

『絶叫学級』にぱっとみ似てる少女漫画、『地獄少女』を読んでみた。


感想
地獄通信というサイトに地獄に落としたい相手の名前を書き込むと地獄少女・閻魔あいがその人を地獄に落とすが、代償として自分も地獄に落ちてしまう。「各エピソードの主人公達が悲惨な目にあう→地獄通信に手を出す→地獄少女が成敗→主人公地獄行き決定」という流れで話が進むが、各エピソードの主人公が未来を断ってでも現在を肯定する形で話が終わるため、不思議とポジティブな漫画だと思えた。


『地獄少女』って何か『絶叫学級』と対照的な漫画だなあと思った。『地獄少女』は各話の主人公にはあまり非がなくてあくまで相手が悪いやつ。地獄通信は命の等価交換。主人公達は納得したうえで地獄少女を呼び出す。絶叫学級はいじめかっこ悪い回やごく少数の例外を除けば、少しでも利己的なことをした主人公はいじめっ子だろうがいじめられっ子だろうがお構いなしに容赦なくぶっ殺される(あるいは主人公が誰かを容赦なくぶっ殺す)。地獄少女には正の爽快感を感じて絶叫学級には負の爽快感を感じる。

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